ナチュログ管理画面 バスフィッシング バスフィッシング 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2008年06月15日

建築基準法第1条・・・

岩手・宮城地震での建物の被害がかなり少なく雪に強い北国の構造が地震でも有効に作用したようです~(キラーパルスの件もあるようですが)

大都市では大きな敷地が無く(あっても細切れにします・・・金額が高くなるので・・・)どうしても細長い建物になり構造的には弱くなってしまいます・・・

それでも自分の設計した建物は壊したくないので色々考えますが事業主(不動産屋さん)との意見の食い違いがでてきます・・・

事業主は商売なので売れる家を・・・私は壊れない家を考えますがどうしても構造的な問題がでてきます・・・

建築基準法のクリアーは出来るのですが長い目でみるとどうしても負担のかかる部分がでてきます・・・

その辺りのことも考えて設計するのが私の仕事ですが事業主は『建築基準法をクリアーするんやったらいいやんかー!』と・・・

建築基準法の第1条に法律の目的があります・・・

『この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする。』

この法律は最低の基準なのです・・・地震や偽造などで改正されその基準も大きく変わっていっていますが・・・

また建築士法第18条にはこうあります

『建築士は、その業務を誠実に行い、建築物の質の向上に努めなければならない。』

最低の基準はクリアーしつつさらにいい物を・・・

建売住宅(出来ているもの)の場合はその建物に対して建築士がどう考えて設計したかが見えません・・・

一生物を買うのであればそのあたりのことも考えて買ってはいかがでしょうか・・・

売建(まだ建っていない土地)の場合は設計士に会わせてもらうことをお勧めします~

一級、二級に関係なくプライドを持っている設計士(無資格でも)は必ずいいものを設計するはずです

不動産屋さんの営業マンのみでの打ち合わせでは最低の基準のままです(全ての営業マンがそうではないですが)





  

Posted by atelier hirose at 11:54Comments(5)建築